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ゲーム
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FAQ S版
開始行:
***ゲンさんと大和とチョコレート
#pre{{
606 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2009/10/26(...
時期外れも甚だしいバレンタイン物投下
誰得! 京得!
}}
#pre{{
607 名前:ゲンさんと大和とチョコレート1[sage] 投稿日:20...
バレンタイン。
ごく一部の勝ち組にこれまたごく一部の負け組が、己のふが...
もちろん大多数の一般人にとっては何ら一般行事と変わらな...
そして彼女持ちの大和は当然勝ち組グループに所属していた。
義理チョコもほどよく貰い、彼女である由紀江からはお手製...
京からは、今にも九十九神に化してしまいそうなほど念のこ...
意外なところでは忠勝からも貰っていたりした。しかもお手...
それは巨人から頼まれた話で、
「付き合いだ、職場で配るぞ。なにバイト代は払う」
職場というのが巨人が密かに支援している孤児施設であるこ...
人に配るのであれば納得のいくものを作られねばならない。
忠勝はそういう男である。
料理は得意であるが、菓子作りとなると何度も試行錯誤をか...
そしてもうほぼ完成品となった物を大和に味見させたのだ。
「な、なんなんだ。……この口に入れた瞬間に広がる華やかで豊...
その甲斐あってか完成品は大和のテンションが少し変になる...
「あんたは天才や! 菓子作り界の神の子や!」
「勘違いするなよ。別にてめぇのために作ったんじゃねぇんだ...
「おねがい」
「……紅茶がいいか。砂糖は控えめにしとくぞ」
バレンタインの後にはホワイトデーが控えている。
恐怖の三倍返しデーである。
しかし三倍返しが基本とはいっても、十円チョコを渡された...
チョコを出した瞬間に冷ややかな目線が浴びせられることは...
}}
#pre{{
608 名前:ゲンさんと大和とチョコレート2[sage] 投稿日:20...
かといって渡さなければ渡さないで好感度減少は免れない。
まさに外道イベントなのである。
今年も大和は頭を悩ませていた。
「(ツテを頼ればチョコは手に入るが……ちょっとばかり痛い出...
金銭に困窮しているわけではないが、余裕があるわけでもな...
頭に浮かんだのが、手作りチョコである。
男からの返しが手作りチョコというのもあれな気がしなくも...
「ゲンさん。今いい?」
忠勝の部屋をノックする。
「ちっ、……こっちも暇じゃねぇんだよ」
がらりと扉が開く。
「用件は長くなんのか? ……茶菓子を持ってくるから待ってろ」
菓子作りは下手だから由紀江に聞け。そういう忠勝をなだめ...
口数は少ないものの、はっきりとわかりやすく忠勝も説明す...
店で買うよりは安くあがるが、味や見た目は腕次第だとのこ...
「菓子作りをなめんじゃねえ。…痛い目にあうぞ」
「ゲンさんほどのクオリティーは求めてないから。市販品と同...
「…好きにすればいい」
菓子作りを甘くみていたことには、大和もすぐに気がついた。
基本が分かっていれば本も役には立つ。が、門外漢の大和に...
暇つぶしも兼ねてと合間合間に作っていたのだが、ホワイト...
「なってねえな。…かしてみな。……勘違いするなよ。てめえに台...
決して自分が作るわけではない。あくまでやり方を見せるだ...
違いはすぐに出た。
「…美味くはねぇな」
}}
#pre{{
609 名前:ゲンさんと大和とチョコレート3[sage] 投稿日:20...
それから幾度か試作を重ねただけで、
「だが不味くもねぇ。これくらいなら人様に渡せるんじゃねえ...
忠勝から直接手ほどきを受けたこともあり、味見た目共に、...
評判も上々だった。
試作段階で失敗作を重ねたので、当初より出費はかさんだが...
「まったくゲンさんのおかげで無事に済んだよ。ありがとう」
「俺はただ教えただけだ。…あれはお前が作り上げたものだろう...
「いやいやゲンさんがいなけりゃ作れたなかったもん。これは...
ラッピングされた包みを二つのばす。
忠勝はしかめつらを崩さないまま見つめている。
「余計なことしやがって。気にするなったら気にしないでいい...
「そんな大層なものじゃないから。…お茶入れるね」
自ら茶を入れようとする忠勝を押しとどめる。
つつみのひとつはお礼に、と買ってきたクッキーである。
「どこの店だ?」
そこまで有名な店ではないが、名前を聞いただけで忠勝には...
忠勝は眉間にしわを寄せたまま、注意深くクッキーを眺めに...
「アレルギーでもあったっけ?」
「いや、そうじゃねえ」
クッキーを歯先で半分ほどかじり口に含む。舌の上や、舌先...
それからお茶を一気に飲み干し、腕組みをしたま黙り込んだ。
忠勝がクッキーを目前に難しい顔をして考え込む。
妙に緊張感がある空気も合って、なんだかとてもシュールな...
だんだんとおかしさがこみ上げてくる。けれどそのあまりに...
}}
#pre{{
610 名前:ゲンさんと大和とチョコレート4[sage] 投稿日:20...
ふいに忠勝は軽く舌打ちをして、
「…うめぇ」
呟くようにもらした。
大和は噴き出す。
「何がおかしい」
怯んで怖じ気づきそうなほどのするどい眼光で睨み付ける。
けれど、今の大和には逆効果で、笑いは止みそうにない。
忠勝はもう一度舌打ちをして、そっぽをむいた。
「いやぁ…悪くはないよ。…なんていうかゲンさんらしいと思っ...
「そうかよ」
「それで、もう一つの袋なんだけど、チョコです」
ホワイトデーに作ったチョコだ。
「そこまでの味じゃないんで、気持ち程度に」
「謙遜するな」
「料理は味よりも気持ちが大事なんだ。…腹が減ってればなんだ...
「いやそれ不味いっていってるようなものだから」
「だから、不味くはないって言ってるだろ。……うめぇよ」
なんていうか、胸キュンを感じた。
これまでに感じたことのない胸のときめきを感じた。
大和の心に、情欲の炎がめらめらと燃え上がり広がっていく。
「げ、ゲンさんっ!」
「っッ!」
忠勝を押し倒す。不意を突かれた忠勝は抵抗できずに、床に...
忠勝も抵抗し藻掻くが、腕を足で押さえつけられているので...
「抵抗しないのかな?」
歯をくいしばる忠勝の頬を手の甲で撫でる。
}}
#pre{{
611 名前:ゲンさんと大和とチョコレート5[sage] 投稿日:20...
緊張して身体を硬くするのが大和にも分かった。
「てめぇ。……混ぜ物しやがったな」
忠勝は末端に広がる痺れを感じていた。
本来であれば、大和が忠勝の動きを封じることはできない。
薬を盛られたのである。
なんともご都合主義である。
「当たりだよ」
ベルトをするりと抜き取り、忠勝の腕に回す。
その隙をついて、大和の体を押し飛ばし距離をとった。
壁を背にし睨み付けるが、顔をしかめたかと思うと、そのま...
忠勝の息は荒く頭は揺れている。意識を失ってもおかしくは...
「ふふっ」
なんとも妖艶な笑みを浮かべつつ一歩また一歩と近づく大和。
我らが鬼畜軍師は男だってほいほいと喰っちまう奴なのだ。
忠勝の目前でしゃがみこみ、だらりと垂れ下がった腕の手首...
もはや力が入らないらしく抵抗はなく緊張して硬くなってい...
しかし開、けているのもやっとという様子の半目から放たれ...
だが大和にそれを気にした風はない。
鼻歌を歌いながら、白シャツのボタンを一つずつ外していく。
忠勝が体をゆすり横向けに倒れる。
みだれた衣服の隙間から、鍛えられて引き締まっている筋肉...
「抵抗するのは諦めたのかな?」
大和は手を滑り込ませる。胸のあたりに手を触れると、温か...
「…本気なんだな」
「冗談でここまでやらないさ」
親指を唇に触れさす。柔らかな弾力をもったそこを指先でそ...
顔を近づける大和に身を固くする。
}}
#pre{{
612 名前:ゲンさんと大和とチョコレート6[sage] 投稿日:20...
「ストーップ! ストッープ!」
朝。通学中。京と由紀江の話に、大和は割ってはいる。
「ん? 何?」
満面の笑みを浮かべる京。
「アウトー! アウトー!」
何のことかわからないや、と素知らぬ顔で話を続けようとす...
「脚色しすぎだから。余裕でアウトだから!」
いやいや、と手を振る大和。
ホワイトデーの翌日、由紀江と京にもお返しを、とチョコを...
漏れてくる会話の断片が、ヘタレ攻めやら誘い受けやらリバ...
そして放っておいたら話が触れたくもないほどのカオスっぷ...
ちなみに実際は、お茶を入れていたところに京があらわれ三...
「大丈夫、そこは15禁レベルの描写しかしないから。…それに...
男にとっては秘境である、書店の少女漫画のコーナーを大和...
独特の雰囲気をもったそこは通り過ぎることさえ躊躇させ、...
そしてそのダンジョンの最奥にはやはり主が潜み迷い込んだ...
}}
#pre{{
613 名前:ゲンさんと大和とチョコレート7[sage] 投稿日:20...
「突っ込むところはそこじゃない。……まゆっちも、信じてない...
悪ノリしている京を放っておいて、大和は彼女である由紀江...
「あの……どこまでが本当なんですか?」
由紀江の言葉は、おずおずとした口調だったけれど、はっき...
「え?」
届いたけれど、理解することを体が生理的に拒む。
由紀江の目の中をぐるぐると渦が巻いている。
そして、彼氏を妄想の材料に使われある意味とられたなんて...
「ど こ ま で が 本 当 な ん で す か?」
ブルータス、お前もか……
そう心の中で呟きながら、大和はくずれ落ちた。
「ククッ。……甘い物は別腹なんだよ」
素晴らしい妄想の堪能と、由紀江を別の道へと誘導するとい...
「性的な意味で!」
にやりと邪悪な笑みを浮かべながら高らかにそう宣言した。
性的な意味でという言葉に反応して近づいてくる百代を視界...
}}
#pre{{
614 名前:なんていうか……スレ汚しすみません[sage] 投稿日:...
以上です。
ついカッとなってやった。反省はしてない(キリッ
}}
終了行:
***ゲンさんと大和とチョコレート
#pre{{
606 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2009/10/26(...
時期外れも甚だしいバレンタイン物投下
誰得! 京得!
}}
#pre{{
607 名前:ゲンさんと大和とチョコレート1[sage] 投稿日:20...
バレンタイン。
ごく一部の勝ち組にこれまたごく一部の負け組が、己のふが...
もちろん大多数の一般人にとっては何ら一般行事と変わらな...
そして彼女持ちの大和は当然勝ち組グループに所属していた。
義理チョコもほどよく貰い、彼女である由紀江からはお手製...
京からは、今にも九十九神に化してしまいそうなほど念のこ...
意外なところでは忠勝からも貰っていたりした。しかもお手...
それは巨人から頼まれた話で、
「付き合いだ、職場で配るぞ。なにバイト代は払う」
職場というのが巨人が密かに支援している孤児施設であるこ...
人に配るのであれば納得のいくものを作られねばならない。
忠勝はそういう男である。
料理は得意であるが、菓子作りとなると何度も試行錯誤をか...
そしてもうほぼ完成品となった物を大和に味見させたのだ。
「な、なんなんだ。……この口に入れた瞬間に広がる華やかで豊...
その甲斐あってか完成品は大和のテンションが少し変になる...
「あんたは天才や! 菓子作り界の神の子や!」
「勘違いするなよ。別にてめぇのために作ったんじゃねぇんだ...
「おねがい」
「……紅茶がいいか。砂糖は控えめにしとくぞ」
バレンタインの後にはホワイトデーが控えている。
恐怖の三倍返しデーである。
しかし三倍返しが基本とはいっても、十円チョコを渡された...
チョコを出した瞬間に冷ややかな目線が浴びせられることは...
}}
#pre{{
608 名前:ゲンさんと大和とチョコレート2[sage] 投稿日:20...
かといって渡さなければ渡さないで好感度減少は免れない。
まさに外道イベントなのである。
今年も大和は頭を悩ませていた。
「(ツテを頼ればチョコは手に入るが……ちょっとばかり痛い出...
金銭に困窮しているわけではないが、余裕があるわけでもな...
頭に浮かんだのが、手作りチョコである。
男からの返しが手作りチョコというのもあれな気がしなくも...
「ゲンさん。今いい?」
忠勝の部屋をノックする。
「ちっ、……こっちも暇じゃねぇんだよ」
がらりと扉が開く。
「用件は長くなんのか? ……茶菓子を持ってくるから待ってろ」
菓子作りは下手だから由紀江に聞け。そういう忠勝をなだめ...
口数は少ないものの、はっきりとわかりやすく忠勝も説明す...
店で買うよりは安くあがるが、味や見た目は腕次第だとのこ...
「菓子作りをなめんじゃねえ。…痛い目にあうぞ」
「ゲンさんほどのクオリティーは求めてないから。市販品と同...
「…好きにすればいい」
菓子作りを甘くみていたことには、大和もすぐに気がついた。
基本が分かっていれば本も役には立つ。が、門外漢の大和に...
暇つぶしも兼ねてと合間合間に作っていたのだが、ホワイト...
「なってねえな。…かしてみな。……勘違いするなよ。てめえに台...
決して自分が作るわけではない。あくまでやり方を見せるだ...
違いはすぐに出た。
「…美味くはねぇな」
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#pre{{
609 名前:ゲンさんと大和とチョコレート3[sage] 投稿日:20...
それから幾度か試作を重ねただけで、
「だが不味くもねぇ。これくらいなら人様に渡せるんじゃねえ...
忠勝から直接手ほどきを受けたこともあり、味見た目共に、...
評判も上々だった。
試作段階で失敗作を重ねたので、当初より出費はかさんだが...
「まったくゲンさんのおかげで無事に済んだよ。ありがとう」
「俺はただ教えただけだ。…あれはお前が作り上げたものだろう...
「いやいやゲンさんがいなけりゃ作れたなかったもん。これは...
ラッピングされた包みを二つのばす。
忠勝はしかめつらを崩さないまま見つめている。
「余計なことしやがって。気にするなったら気にしないでいい...
「そんな大層なものじゃないから。…お茶入れるね」
自ら茶を入れようとする忠勝を押しとどめる。
つつみのひとつはお礼に、と買ってきたクッキーである。
「どこの店だ?」
そこまで有名な店ではないが、名前を聞いただけで忠勝には...
忠勝は眉間にしわを寄せたまま、注意深くクッキーを眺めに...
「アレルギーでもあったっけ?」
「いや、そうじゃねえ」
クッキーを歯先で半分ほどかじり口に含む。舌の上や、舌先...
それからお茶を一気に飲み干し、腕組みをしたま黙り込んだ。
忠勝がクッキーを目前に難しい顔をして考え込む。
妙に緊張感がある空気も合って、なんだかとてもシュールな...
だんだんとおかしさがこみ上げてくる。けれどそのあまりに...
}}
#pre{{
610 名前:ゲンさんと大和とチョコレート4[sage] 投稿日:20...
ふいに忠勝は軽く舌打ちをして、
「…うめぇ」
呟くようにもらした。
大和は噴き出す。
「何がおかしい」
怯んで怖じ気づきそうなほどのするどい眼光で睨み付ける。
けれど、今の大和には逆効果で、笑いは止みそうにない。
忠勝はもう一度舌打ちをして、そっぽをむいた。
「いやぁ…悪くはないよ。…なんていうかゲンさんらしいと思っ...
「そうかよ」
「それで、もう一つの袋なんだけど、チョコです」
ホワイトデーに作ったチョコだ。
「そこまでの味じゃないんで、気持ち程度に」
「謙遜するな」
「料理は味よりも気持ちが大事なんだ。…腹が減ってればなんだ...
「いやそれ不味いっていってるようなものだから」
「だから、不味くはないって言ってるだろ。……うめぇよ」
なんていうか、胸キュンを感じた。
これまでに感じたことのない胸のときめきを感じた。
大和の心に、情欲の炎がめらめらと燃え上がり広がっていく。
「げ、ゲンさんっ!」
「っッ!」
忠勝を押し倒す。不意を突かれた忠勝は抵抗できずに、床に...
忠勝も抵抗し藻掻くが、腕を足で押さえつけられているので...
「抵抗しないのかな?」
歯をくいしばる忠勝の頬を手の甲で撫でる。
}}
#pre{{
611 名前:ゲンさんと大和とチョコレート5[sage] 投稿日:20...
緊張して身体を硬くするのが大和にも分かった。
「てめぇ。……混ぜ物しやがったな」
忠勝は末端に広がる痺れを感じていた。
本来であれば、大和が忠勝の動きを封じることはできない。
薬を盛られたのである。
なんともご都合主義である。
「当たりだよ」
ベルトをするりと抜き取り、忠勝の腕に回す。
その隙をついて、大和の体を押し飛ばし距離をとった。
壁を背にし睨み付けるが、顔をしかめたかと思うと、そのま...
忠勝の息は荒く頭は揺れている。意識を失ってもおかしくは...
「ふふっ」
なんとも妖艶な笑みを浮かべつつ一歩また一歩と近づく大和。
我らが鬼畜軍師は男だってほいほいと喰っちまう奴なのだ。
忠勝の目前でしゃがみこみ、だらりと垂れ下がった腕の手首...
もはや力が入らないらしく抵抗はなく緊張して硬くなってい...
しかし開、けているのもやっとという様子の半目から放たれ...
だが大和にそれを気にした風はない。
鼻歌を歌いながら、白シャツのボタンを一つずつ外していく。
忠勝が体をゆすり横向けに倒れる。
みだれた衣服の隙間から、鍛えられて引き締まっている筋肉...
「抵抗するのは諦めたのかな?」
大和は手を滑り込ませる。胸のあたりに手を触れると、温か...
「…本気なんだな」
「冗談でここまでやらないさ」
親指を唇に触れさす。柔らかな弾力をもったそこを指先でそ...
顔を近づける大和に身を固くする。
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612 名前:ゲンさんと大和とチョコレート6[sage] 投稿日:20...
「ストーップ! ストッープ!」
朝。通学中。京と由紀江の話に、大和は割ってはいる。
「ん? 何?」
満面の笑みを浮かべる京。
「アウトー! アウトー!」
何のことかわからないや、と素知らぬ顔で話を続けようとす...
「脚色しすぎだから。余裕でアウトだから!」
いやいや、と手を振る大和。
ホワイトデーの翌日、由紀江と京にもお返しを、とチョコを...
漏れてくる会話の断片が、ヘタレ攻めやら誘い受けやらリバ...
そして放っておいたら話が触れたくもないほどのカオスっぷ...
ちなみに実際は、お茶を入れていたところに京があらわれ三...
「大丈夫、そこは15禁レベルの描写しかしないから。…それに...
男にとっては秘境である、書店の少女漫画のコーナーを大和...
独特の雰囲気をもったそこは通り過ぎることさえ躊躇させ、...
そしてそのダンジョンの最奥にはやはり主が潜み迷い込んだ...
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#pre{{
613 名前:ゲンさんと大和とチョコレート7[sage] 投稿日:20...
「突っ込むところはそこじゃない。……まゆっちも、信じてない...
悪ノリしている京を放っておいて、大和は彼女である由紀江...
「あの……どこまでが本当なんですか?」
由紀江の言葉は、おずおずとした口調だったけれど、はっき...
「え?」
届いたけれど、理解することを体が生理的に拒む。
由紀江の目の中をぐるぐると渦が巻いている。
そして、彼氏を妄想の材料に使われある意味とられたなんて...
「ど こ ま で が 本 当 な ん で す か?」
ブルータス、お前もか……
そう心の中で呟きながら、大和はくずれ落ちた。
「ククッ。……甘い物は別腹なんだよ」
素晴らしい妄想の堪能と、由紀江を別の道へと誘導するとい...
「性的な意味で!」
にやりと邪悪な笑みを浮かべながら高らかにそう宣言した。
性的な意味でという言葉に反応して近づいてくる百代を視界...
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614 名前:なんていうか……スレ汚しすみません[sage] 投稿日:...
以上です。
ついカッとなってやった。反省はしてない(キリッ
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