か行

風間ファミリー

風間翔一と愉快な仲間達の仲良し幼馴染グループ。
いつも一緒で大の仲良し。それぞれ大切に思っている聖域。
大切ゆえに他者がその聖域に入り込むのは難しく、また入っても軋轢が出来やすい。
政令指定都市である川神の少年少女のグループらしい「どことない閉鎖的なところ」が特徴。
しかしクリスと由紀江の加入により、少しずつそういった所も薄れていったため、忠勝の加入が容易だった。
彼らの歩みは以下の通り。

直江大和 風間翔一 岡本一子(後の川神一子)の3人。
家が向かい&隣の隣という事で、引っ越してきた一子と気が付けば3人でよく遊んでいる。
昔から性格の変わらない翔一とわんぱくな一子。その暴走を抑える大和、という感じでまとまっていた。

月日は過ぎて……。クラスのわんぱく大将であった島津岳人と翔一が大喧嘩。
(女子に人気があった翔一に岳人がちょっかいを出した)
体格差のある岳人に対し翔一は大和に授けられた作品を元に対決。
見事、互角以上の戦いを見せる。これを機に2人は互いを認め合い仲良しに。
その時岳人と友達だった師岡卓也も一緒に仲間に入って遊ぶようになる。これで5人。

月日は過ぎて……。この頃になると人気者の翔一に力の岳人に頭の回転が速い大和が揃っていたお陰で同学年の中では、地位の高いグループに。
いじめもなく、和気藹々としたグループとして順風満帆に過ごしていた。
しかしある日、遊び場をめぐって年上の6年生達と対立。
果敢に立ち向かうが6年生相手では体格もリーチも違い、さらに人数でも多く負けていた。
一子が人質にとられた事もあり主人公と仲間達はボコボコにされてしまう。
報復すべく、行動を開始する大和達。まず人数差を埋めるべく助っ人を雇う事を提案した。
やる時はとことんやる、が信条の翔一がどうせなら最強の助っ人を、という事で、噂に名高い川神百代に話を持ちかける。
野球カードのキラを大量に差し出す事で助っ人を買って出てくれた百代。
それ以上の作戦を考える事無く、彼女1人で6年生をボコボコにしてしまった。
以後、仲間同士の連帯感が気に入った百代は頼まれもしないのに、ここに居座る事になる。これで6人。

月日は過ぎて……。この時、クラス替えにより大和は1人の少女と出会う。それが椎名京。
ろくに喋らず、人と距離を置いている彼女はいじめの標的となっていた。
それを大和は仲間達の助力もあって、時間を掛けて見事に標的から外す事に成功する。
以後、大和の仲間にそのまま入る事に。
それ以降、両親の不仲で家に居場所が無い京は仲間達と過ごす場所が何よりも大切なものになった。
当然、大和とはこの時に凄まじいまでのフラグが立てられておりクールだが大和への想いは最強。
彼の為なら何でもする、だから世話を焼いて人のために何かする事が嬉しい。これで7人。
以後、このまま7人の時が続く。

月日は過ぎて……。一子の里親(おばあちゃん)が病死してしまう。
元々孤児だった一子は「じゃあウチにきな、妹ほしかったんだ」と百代に手を差し伸べられ、川神の養女になる。
これを機に、一子と百代の絆は揺るがぬものになった。グループの皆は良かったなぁ、と安堵した。
このしばらく後、新しい秘密基地を手に入れる。それが「廃ビル」。

月日は過ぎて……。両親の離婚により、京は静岡の方の学校へと転校。
大和達はクラスも散り散りになってしまう。
毎週金曜日に必ず京が遊びに来るので(その時は川神院に泊まる)大和達もその日だけは空ける様にして昔からのメンバーで1つの場所に集まり遊ぶようになっていた。
これが「金曜集会」で、今もその伝統は続いている。
新聞配達などでお金を貯めて毎週遊びに来る京、どれほど仲間との一時を大事にしているかが分かる。

月日は過ぎて……。川神学園に大和達が入学。中学の時に遠くへ転校した京も合流。
京は見事に川神学園に2位で入り奨学制度枠を勝ち取ってきた。
以後、京は寮生活に。大きい学園なのでクラスはそれぞれバラバラ。
大和は元々鍵っ子で、両親がさらに海外で働くようになり栄養バランスが崩れるといけない、との事で寮に入れられた。

月日は過ぎて……。2年生組は、チーム初の全員同じクラスに。(百代は例外)
担任が取り仕切るために、どうもアクのある人達をひとつのクラスに集めた傾向がある。
そして黛由紀江とクリスがそれぞれチームに加入。今に至る。

川神院 (かわかみいん)

関東三山の1つ。厄除けの寺院として名高く市の名前になるほど。
「己を高め気力で厄をも払う」という考え方で武術の鍛錬場所として有名。
しかも世界的にも有名でアメリカから挑戦者が来る。行事も数多く行われている。
そのほとんどは修行中の人達がやってくれるが百代や一子がよく手伝わされている。

川神学園 (かわかみがくえん)

それぞれの個性を重んじるための自由な校則とユニークな行事・授業が特徴的で、川神市を代表する学校。
例えば、2年生の時に行われる旅行なども生徒から投票をしてもらい、要望が高かった場所から抽選になるので毎年、皆が熱心に投票し人気を呼んでいる。
人気も高い分、学生数も多い、大規模な学校。
「A B C D E F G H I S」クラスに分かれていて、Sクラスは特別進学クラスとして学業が優秀な生徒が集められる。
但し学年総合順位が50位以下になったり他にも色々能力不足とされると、一発で“S落ち”となり他クラスへ左遷される。
川神院の川神鉄心が学長を務める(百代の祖父)この学園には生徒の自主性、競争意識を尊重する為に決闘、というユニークなシステムがあり、お互いの合意(互いのワッペンとワッペンを地面で重ねる)があれば、白黒付けて戦う事を学校側が許可している。
形式は、喧嘩でもスポーツでも論戦でも何でもいい。決闘中の怪我は合法となる。
勿論幾つか規則があり

●肉体を使用する決闘の場合、事前に決闘法を明記し教師に届け職員会での承認が必要
●決闘に立会人を望む場合は、教師がそれを担当し公平な立場でジャッジする
●肉体を使用する決闘の場合、必ず教師2人以上の立ち会いが必要
●決闘による結果で、遺恨を残さない事
●偽りの決闘、出来レースは提案した者を制裁の上、退学処分

小テストが多いが、その分中間試験は存在せず期末が勝負となる。土日は休み。アルバイトOK。
逸脱した髪形、ピアスなどはNGで何かしら個を主張したスタイルを取る場合、ペナルティとして学校から大幅に内申を引かれてしまう。
寮を大小幾つか近辺に持っている。島津寮もそのひとつ。
火曜日にラジオ「LOVEかわかみ」を放送。水曜に朝礼。
学校として施設に関して満遍なく力を入れており何かしらの結果を出した生徒達の陳情が多ければ、学長は何でも聞いてくれる。
段々と屋上などがカオスになっていくのは良い例で、体育館がドーム型になったのも生徒の発言による賜物。

教訓切磋琢磨
教育目的頭を鍛え体を鍛え強い心を鍛える
これからの社会で生き抜き、勝ち抜く為の術を教える

11月までの学校行事予定表

月日行事
4月20日物語スタート時期
4月23日人間測定
身長だけでなく心技体と人間の度合いをはかる
5月3~5日ゴ-ルデンウィーク
6月8日衣替え
体育祭取り決めの儀(3つの中から人気投票)
6月27日体育祭・水上体育祭・球技大会(どれか1つ)
7月7日期末考査(中間考査は無い)
8月17日登校日
修学旅行選抜(行き先候補が複数存在)
8月下旬川神武道大会(川神寺主催)
9月1日始業式
防災訓練
9月2日席替え
9月14~19日修学旅行
10月6日衣替え
10月中旬生徒会長選挙戦
11月3日川神祭(文化祭)

川神キノコ (かわかみきのこ)

川神で珍味と語り継がれる幻のキノコ。捕獲レベルは77。
大変美味だが食べると性格が反転するという斬新な副作用がある。
京がこれを食べるとキノコの効力と大和への想いがせめぎ合いツンデレ風味となり大和にかまってもらえるようになる。

川神市 (かわかみし)

川神市は、関東の南に位置する政令指定都市。街の名前は川神院から。
東京23区全体及び、政令指定都市17市の中で面積は最も小さいが、人口は全国第9位。
市の北端には多馬川が流れ東京都との境となっており、東部には東京湾が広がっている。
江戸時代から栄えていた歴史ある街で武家も多く、馬が多い事から川に多馬の名前が付いた。
古くからの閑静な住宅地が多いが、ここ数十年で川神の駅前付近は東京との近さから一気に近代化し、若者の街と言われるようになり、駅前周辺は昼夜を問わず人が多い。
駅から離れた多馬川沿いの低地は、和かな田園風景が広がるが東京湾岸に広がる埋立地は大規模な重工業地帯となっているなど多様な面を見せる。

九鬼従者部隊 (くきじゅうしゃぶたい)

世界三大財閥の1つである九鬼家の執事達は、全てにおいて優れていなければ勤まらない。
主人のお世話だけではない。頭脳・気品・優雅さ・強さ・勤勉さ・志といったものを要求される。
従者部隊の人数は実に1000人で世界的に有名で有能な執事達ばかりである。
能力に応じて番号が振られており、1番は九鬼英雄専属メイドである忍足あずみ。
2番は相談役であり知恵袋でもある老婆マープル。
3番はイタリアの万能老執事、クラウディオ。これは現在、揚羽の父親である九鬼帝つき。
なお、永久欠番が確定している0番である完璧執事ヒューム・ヘルシングは揚羽の拳法の師匠である。
前作「君が主で執事が俺で」に登場した武田小十郎は999番。
この従者部隊のナンバー0~9までは実に老人だけで構成されているようなものであり、さすがにそろそろ若手の育成を、という方針で、当初11番だったあずみが1番に昇格。
本来はあずみをもってしても1番にはなれない層の厚さ。

くずもちまん

くずもちまんとは、川神市の名物である久寿餅とヒーローを組み合わせたまったく新しいマスコットである。
川神市のマスコット募集企画にて賞金に目の眩んだファミリーが知恵を出し合い考え見事採用される。
向かって左側がブラック(黒蜜)で右側がイエロー(きな粉)。

クッキー

九鬼財閥がデニーロ(君が主で執事が俺で)に対抗して作り上げた人工頭脳を備えたこのゲームのマスコットロボ。
九鬼秀雄から一子にプレゼントされたものを一子が「いらなーい」とそのまま大和の誕生日プレゼントとして擦り付けた。
それを翔一が「俺にクレ!」とありがたく受け取った感じになっている。
以後、島津寮をウロウロしており、主に翔一の部屋にいる。
ポップコーンが焼ける機能があったり、世話焼き機能があったりして面倒を見てくれる。
しかし作成されたばかりで、人工知能が幼くてすぐにテンパったりするのが玉に瑕。
仲間内では、特に京と仲が良くよく2人で会話したりしているのは、どこか微笑ましい。

クッキー 第2形態

クッキーが戦闘用に変形したスマート形態。主に主人の護衛時にこうなる。
好戦的。必殺技はクッキー・ダイナミック。
非常に便利かつ使える機能のために兵器用に改造されたサイコクッキーと、護身用に特化したマガツクッキーなど亜種ともいえる機体がある。

クッキー 第3形態

クッキーが交渉用、相談用に変形する形態。
生意気な言葉遣いだが翻訳などもこなせるために色々と便利。
あの声を聞くと体が動かないそうで、なぜかデニーロには頭が上がらない。

クリーチャーハンター

略してクリハン。大人気ゲームで百代シナリオなどで登場。
携帯ゲーム機で出ているアクションで、クリーチャーを狩って素材を集めてより良い武器や防具を作る。
パーティープレイが楽しい。クックル、チキンレウス、テムテスカトルなどのモンスターがいる。

クリス占い (くりすうらない)

時代劇を見て占いにはまったクリスが父親に道具をねだってあみ出した占い。
クリスの自己流の占いのため既存の占い方法には囚われない、自分自身も占える、複数人同時に占うことも可能等の特色がある。
占ったことはどれもがピタリと当たるという。(ただしマルギッテ限定)
決め台詞は「自分はただ、占ったにすぎない…」

骨法部主将 (こっぽうぶしゅしょう)

川神学園骨法部の主将。英語とカタカナを混ぜたような独特な喋り方をする。
実は驚きの川神学園生徒会長。百代いわくカワユイけどエキセントリック。
川神大戦にも2-F側の奇襲舞台として部員と共に参戦するが小雪に一撃でやられる。