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開始行:
***不死川大和の決戦
#pre{{
389 名前:不死川大和の決戦[sage] 投稿日:2009/10/10(土) 2...
>>332の後日談的なモノを捏造してみたので投下
}}
#pre{{
390 名前:不死川大和の決戦1[sage] 投稿日:2009/10/10(土) ...
「…ただいま、心」
「…随分と遅かったのう」
心と式を挙げてから数年後のとある夜…。自宅の玄関を上がった...
そりゃ、日付を跨いでからの帰宅となると、ご機嫌でいる訳が...
「さて…遅くなった申し開きでも聞こうかの」
そう言いつつ、俺の胸元を軽く押す心。マズイ!これ、『崩し...
頭では理解しているものの、重心を思わず前にかけ直す。…その...
うん。見事な一本背負いだ。…でも、重心を立て直さなかったら...
「こんな時間まで何をしておった!?しかも酒の匂いだけでな...
まずいな…大変にご立腹だ…。投げる瞬間に袖を引いてくれて余...
説得に失敗したら、腕ひしぎのコンボに繋がるな、コレ…。
「勘弁してくれよ…。経産副大臣と会談するって伝えてただろ?」
「で、キャバクラなどに行ったと申すなよ?支払いは問題ない...
政党助成金で奢られたなどとあっては、末代までの恥じゃぞ」
「一応、ちゃんとした店の座敷に上げて貰ったし、こっちの飲...
そりゃお酌の女性が付く店ではあったけど、心のお酌で飲む...
「…それならばよいのじゃ」
照れたのか、視線をずらしながら赤面する彼女。残心を解いて...
「お帰りなさいませ…なのじゃ」
「ああ、改めてただいま。…ん」
二人して立ち上がり、帰宅のキスをする。
スーツを脱がせ、ネクタイを外してくれる辺り、彼女も素敵な...
「軽く何か食べるか?それとも風呂にするか?」
機嫌が回復したようなので、調子に乗って口説いてみる。
「あえてここは心一択で…」
「もう一度、投げられたいか?腹が減っていないなら、莫迦な...
調子に乗ってたら怒られた。
「…全く、他の女の臭いを振りまきながら口説きにかかるなぞ、...
}}
#pre{{
391 名前:不死川大和の決戦2[sage] 投稿日:2009/10/10(土) ...
............................................................
さて、心の言葉に従い浴室へ向かう。かけ湯の後に浴槽に浸か...
「背中を流しに来たのじゃ、大和」
一糸纏わぬ姿に手拭いのみ持ってきた心。何と言うか、ほんと...
............................................................
強すぎず弱すぎない適当な加減で背中を擦ってくれるこの一時...
…一度、男の浪漫たる泡踊りをリクエストした事があったのだが...
「…声に出ておるぞ、大和。何と不埒なことを申しておるのじゃ...
ごめんなさい。ここで投げられたら本気で洒落にならないので...
............................................................
「で、当初の予定どおり、あの男の下に馳せ参ずるのか?」
浴槽に身を沈める俺の膝の上で、寛いだ様子ながらも割と重要...
ちなみにあの男呼ばわりされている人物、KOSの際には現役...
「ああ。勝ち馬に乗った方が楽かもしれないが、政策面では元...
…何よりあのオッサンは俺達にとって大事な友達だろ?」
解散総選挙が迫りつつある現在、不死川の当主となった俺の元...
以前より政治に興味がある旨を現与党幹部の蘇我氏にも、野党...
もっとも、俺の腹も既に決まっていた。
「俺の目指す国政は、侍の魂を取り戻すことだ。友の為に立つ...
「しかし、意外じゃな。お前は理念よりも勝敗を優先すると思...
まじまじと俺の顔を覗き込んでるくる心の頬を撫でる。…吸い付...
}}
#pre{{
392 名前:不死川大和の決戦3[sage] 投稿日:2009/10/10(土) ...
「別に負けるためだけに立つ訳じゃないさ。…九鬼や葵たちにも...
信義のために立ち上がる人間という筋書きで宣伝してもらう...
もちろん俺個人だけでなく、参加予定の政党にも支援をしても...
「政策だけでなポピュリズムを煽る策も取るか…。大方のメディ...
驚いたのか呆れたのか、ため息混じりにぼやく心。
「政策勝負だって負けるつもりもないさ。俺や俺が合流する政...
それに議席を取ることが勝利条件じゃない。この国を変える...
「…ややこしいヤツじゃの。まぁ良い。お前が当選しようがしま...
ニヤリと、勝気な笑みを心が浮かべる。
「お前は俺の勝利の女神になってくれると信じてるよ。さて政...
そう言いながら、彼女を抱き上げる。うん、小柄で華奢だから...
「にょわ!?きききき急に何をするのじゃ!?」
「寝室に連れて行く。そしてナニをする」
じたばた暴れていた心も観念したか、再びため息交じりにぼや...
「全く…。我ながらとんでもない男を婿にしてしまったのじゃ」
その後、心のため息が嬌声に変るまで、それほどの時間はかか...
そして彼女が俺の子供を身篭る頃には、俺の胸には議員バッジ...
<完>
}}
終了行:
***不死川大和の決戦
#pre{{
389 名前:不死川大和の決戦[sage] 投稿日:2009/10/10(土) 2...
>>332の後日談的なモノを捏造してみたので投下
}}
#pre{{
390 名前:不死川大和の決戦1[sage] 投稿日:2009/10/10(土) ...
「…ただいま、心」
「…随分と遅かったのう」
心と式を挙げてから数年後のとある夜…。自宅の玄関を上がった...
そりゃ、日付を跨いでからの帰宅となると、ご機嫌でいる訳が...
「さて…遅くなった申し開きでも聞こうかの」
そう言いつつ、俺の胸元を軽く押す心。マズイ!これ、『崩し...
頭では理解しているものの、重心を思わず前にかけ直す。…その...
うん。見事な一本背負いだ。…でも、重心を立て直さなかったら...
「こんな時間まで何をしておった!?しかも酒の匂いだけでな...
まずいな…大変にご立腹だ…。投げる瞬間に袖を引いてくれて余...
説得に失敗したら、腕ひしぎのコンボに繋がるな、コレ…。
「勘弁してくれよ…。経産副大臣と会談するって伝えてただろ?」
「で、キャバクラなどに行ったと申すなよ?支払いは問題ない...
政党助成金で奢られたなどとあっては、末代までの恥じゃぞ」
「一応、ちゃんとした店の座敷に上げて貰ったし、こっちの飲...
そりゃお酌の女性が付く店ではあったけど、心のお酌で飲む...
「…それならばよいのじゃ」
照れたのか、視線をずらしながら赤面する彼女。残心を解いて...
「お帰りなさいませ…なのじゃ」
「ああ、改めてただいま。…ん」
二人して立ち上がり、帰宅のキスをする。
スーツを脱がせ、ネクタイを外してくれる辺り、彼女も素敵な...
「軽く何か食べるか?それとも風呂にするか?」
機嫌が回復したようなので、調子に乗って口説いてみる。
「あえてここは心一択で…」
「もう一度、投げられたいか?腹が減っていないなら、莫迦な...
調子に乗ってたら怒られた。
「…全く、他の女の臭いを振りまきながら口説きにかかるなぞ、...
}}
#pre{{
391 名前:不死川大和の決戦2[sage] 投稿日:2009/10/10(土) ...
............................................................
さて、心の言葉に従い浴室へ向かう。かけ湯の後に浴槽に浸か...
「背中を流しに来たのじゃ、大和」
一糸纏わぬ姿に手拭いのみ持ってきた心。何と言うか、ほんと...
............................................................
強すぎず弱すぎない適当な加減で背中を擦ってくれるこの一時...
…一度、男の浪漫たる泡踊りをリクエストした事があったのだが...
「…声に出ておるぞ、大和。何と不埒なことを申しておるのじゃ...
ごめんなさい。ここで投げられたら本気で洒落にならないので...
............................................................
「で、当初の予定どおり、あの男の下に馳せ参ずるのか?」
浴槽に身を沈める俺の膝の上で、寛いだ様子ながらも割と重要...
ちなみにあの男呼ばわりされている人物、KOSの際には現役...
「ああ。勝ち馬に乗った方が楽かもしれないが、政策面では元...
…何よりあのオッサンは俺達にとって大事な友達だろ?」
解散総選挙が迫りつつある現在、不死川の当主となった俺の元...
以前より政治に興味がある旨を現与党幹部の蘇我氏にも、野党...
もっとも、俺の腹も既に決まっていた。
「俺の目指す国政は、侍の魂を取り戻すことだ。友の為に立つ...
「しかし、意外じゃな。お前は理念よりも勝敗を優先すると思...
まじまじと俺の顔を覗き込んでるくる心の頬を撫でる。…吸い付...
}}
#pre{{
392 名前:不死川大和の決戦3[sage] 投稿日:2009/10/10(土) ...
「別に負けるためだけに立つ訳じゃないさ。…九鬼や葵たちにも...
信義のために立ち上がる人間という筋書きで宣伝してもらう...
もちろん俺個人だけでなく、参加予定の政党にも支援をしても...
「政策だけでなポピュリズムを煽る策も取るか…。大方のメディ...
驚いたのか呆れたのか、ため息混じりにぼやく心。
「政策勝負だって負けるつもりもないさ。俺や俺が合流する政...
それに議席を取ることが勝利条件じゃない。この国を変える...
「…ややこしいヤツじゃの。まぁ良い。お前が当選しようがしま...
ニヤリと、勝気な笑みを心が浮かべる。
「お前は俺の勝利の女神になってくれると信じてるよ。さて政...
そう言いながら、彼女を抱き上げる。うん、小柄で華奢だから...
「にょわ!?きききき急に何をするのじゃ!?」
「寝室に連れて行く。そしてナニをする」
じたばた暴れていた心も観念したか、再びため息交じりにぼや...
「全く…。我ながらとんでもない男を婿にしてしまったのじゃ」
その後、心のため息が嬌声に変るまで、それほどの時間はかか...
そして彼女が俺の子供を身篭る頃には、俺の胸には議員バッジ...
<完>
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